この年齢になっても私は、自分のことで精いっぱいだなあ。
こんなことでいいのかなあ。
時々ぼんやりそう思うことがあります。
年々、育児だけではなく介護を(も)している友人知人も増えました。
わが家には子どもがおらず、また双方の両親もまだ介護が必要な段階ではありません。
(私側の両親は父親が難病認定一歩手前・母親が失明と透析の一歩手前なのでいつかはくるでしょうけども)
基本は自分(たち)のことだけ考えていればいい生活です。
去年から今年にかけて仕事がバタバタで、それはまだ続いていますが、あくまでも自分のことです。
この人たちと私とではきっと人生の重みが違うよなあと思うときがあります。
誰かを背負っている重み。誰かの糧になっている重み。
そしてきっとそういう人たちにとっては、私の書く言葉は甘い、軽いのかもなあとも思います。
年齢とともに変わっていってもいいのかもね。
そう言われたとき、ああ、やっぱりそういうふうに見えるんだなあと落ち込みました。
私にもいろいろあって、だから書く言葉も年齢とともに変わってたつもりではあったんだけど。
でもそうは見えてなかったんだなあ。そりゃそうか。
その人にまったく悪気はなく、私の言葉へのまっすぐな感想なのだと思います。
素直で正直でかわいい人です。
私の周りには素直で正直でかわいい人がたくさんいます。幸せなことに。
そのうち、今は凪みたいな時期なのかなあ、と思うようになりました。
仕事は凪どころか暴風雨か台風か竜巻かという感じですけども、仕事のことだけ悩めるって幸せなことだとも思うんです。
いや実際に悩んでるときは幸せもへったくれもないけど(笑)、一歩引いて考えるとね。
自分のことだけで精いっぱいになれるって幸せなことなんですよね。
そしてこういう今の状況は、
人生のギフトだ、と思うことにしました。
子ども時代は人並み以上に波乱万丈(?)な毎日を過ごして、昔も今も所謂「安らぐ実家」みたいなものを持っていない。
そんな私の人生のギフトだと。
おめでたい考え方かもしれませんが、そう思うことに決めました。
ギフトなんだから思う存分満喫しようと思います。思う存分自分のことで精いっぱいをがんばろうと思います。
そうしたらいつかきっと、気づけば次のステージに立ってることでしょう。
……いや未熟者のままかもしれないけど(笑)。
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人生のギフト
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