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Channel: しょぼい日々の面白み
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人生の折り返し地点

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ここからすばるを絡めた自分(オット)語りになります。嫌な予感がした方は引き返してくださいね。











「わかる。35歳って自分の残りの人生について考えちゃうんだよ。本当にやりたいことに時間を注ぎたいって思うんだよ。俺もそうだったもん」


すばるが事務所をやめる決断をしたことと、その経緯について、オットがものすごく共感していました。

確かにオットは一時期、会社を辞めたい、自分のやりたいことが出来るところで働きたいとしきりに言っていました。
資料を集めて調べて、ブラック企業に勤めてるがゆえ少なくて貴重な休みの日に、自分のやりたいことがやれそうな場所に見学やお手伝いにまで行っていました。

個人的には、当時の就業環境がお世辞にもいいとは言えなかったため(まあ今もですが)、転職自体には賛成でした。
ただ、当時オットがやりたがっていたことが出来る場所で働くことは、先が見えずかなり不安定な状況になることを意味していました。
なので共働きとはいえ諸手を挙げて賛成は出来ず、……いや口ではともかく、心の底では大反対していたと思います、振り返ると。
いろいろと調べてはいるものの、どこか楽観的というか、わたしの目にはオットが甘く見えていたのも理由のひとつでした。

「転職は賛成する。けれど、もう少し違う道はないの?同業他社への転職は?もしくは同じ業務での転職は?」

当時はしょっちゅう話し合いをしていた記憶があります。
彼が35,6歳の頃でした。

そのうち、彼は自分のやりたいことを選ぶか、わたしの気持ちを選ぶかの二択のようになり、最終的には後者を選んでくれたと思います。
(まだわかりませんけども)

これはけっこう苦い思い出で、あのときあれでよかったのかな、彼の人生の幅をわたしが狭めたのではなかろうか、と今でも胸がちくっとします。
「好きなことをやりなよ!」って言えなかったなあ、縛りつけちゃったなあって。
オットの人生はオットのものであって、わたしはオットの人生に責任を取れないのに。もちろん最終的に決めたのはオットなんだけど、それでも。

今回、オットがすばるのジャニーズ事務所を辞めることの決断に共感していたのを見て、その苦さが一気に甦りました。

たぶんこの経験があるから、わたしはすばるを怒る気持ちにはならないのかなあと思っています。
もちろんオットと渋谷すばるとでは抱えるものの大きさは全然違うと思いますけども、気持ちの種類はおそらく同じなのだろうと。
ただただ、すばるが関ジャニ∞からいなくなっちゃうのがさみしい。信じられない。さみしい。つらい。

怒れたら楽なのかな、とも思いましたが、きっとそんなこともないんだろうなあ。

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